FALL INTO DECAY

2024/05/18[PR]

2009/12/27狼陛下の花嫁

狼陛下の花嫁 #1 / 可歌まと

狼陛下の花嫁 1 (花とゆめCOMICS)
先日買った花ゆめの少女漫画ですが、製作者サイドの予想以上に売れてしまったのか、もともとそんな発行部数が少なかったのかわからんですが初版売れた後重版分注文してもちょっとしか出荷されてくれず我が職場ではずっと売り切れですorz

お話は中華風後宮ラブコメでしょうかね？でも後宮っていってもかなりファンタジーな後宮で、衣装と舞台がそれっぽいだけといったかなり自由な感じです。そういう設定が気になる人はあまりお勧めできないですが、個人的には、こう、新人の作家さん（かどうかは知らないですが）の荒削りだけど回を追うごとに成長してるところとか、舞台設定に穴がある分登場人物の感情や設定にとても魅力を感じる。

昨今の少女漫画は、正直成年向け指定が必要なんじゃないかと思うくらいの内容のものやタイトルからしてなんだかなあと感じる事があるのですが、花ゆめはわりとそういう作品は少ないです。そのかわりファンタジー設定の物に偏ってますが。
そんなわけで個人的に花ゆめというだけで表紙買いする率が高いんですがもちろん失敗することもありますがこの「狼陛下の花嫁」はわりと読み返してます。
話に大きな起伏はないですが、ほのぼのしててかわいらしく、安心して読めるところが良いです。

主人公二人は設定上夫婦（ヒロインがアルバイトで王の妻のふりをしている）というとてもオイシイ立場なのに「アルバイト（期間限定）だから」という事でくっつきそうでくっつかない、でもお互いとても信頼し合ってる、という物語設定は少女漫画スキーにはたまらんです。

個人的には、この作家さんの今後の成長も気になるところ。